赤い雨が降ったよ

tetsuo_hara2007-01-11

 始業のベルが鳴るか鳴らないかのうちに、中ボスが大ボスに向かって「すみません、私は会津の百姓なので『ならぬものはならぬ』のです」などと詰め寄っていた。昨夜、会社のOBの方と大ボスと中ボスが飲み会を行ったようだが、どうやらその席でモメたらしい。何があったかは知らないが一夜明けても中ボスの怒りは収まらず、一旦は席に戻ったものの再び大ボスの席にツカツカと歩いていき、勢い良く紙を破きながら「ふんガッ!! カラムーチョ!! カラムーチョ!! ナイアガラ!! ナンマンダブ!! ビビデバビデブー!! カラムーチョ!!!!」などと迫っていった。大ボスは「何のことを言っているのかわかりませんが…、すみませんが私の頭ではわかりません」と、中ボスのタックルを闘牛士の如くひらりと交わすのだった。また席に戻った中ボスだったが、今度は俺らの島に向かって「仕事をする上で何か問題あるだろう? ただ書類を預かって処理するんだったらロボットでも出来るんだよ。"ナジョ"をどうするかだろ、"ナジョ"を。今日から厳しくするからね。出来ない人は辞めてもらうよ!! 偉い人はまあしょうがないけど」と大きい声で力説したり、「○○(かつて大ボスが就いていた役職)を長くやっているとバカになっちゃうみたいだから」などと遠まわし且つあからさまに大ボス批判を繰り返したりしていた。どうにかして大ボスを土俵に上げようと挑発していたが、挑発に乗るような大ボスではなかった。一触即発の冷戦状態が明日も来週もずっとずっと続くと思うと気が重い。ちなみに俺は"ナジョ"の意味を一日考えていたが、全く見当がつかなかった。頭に血が上ると暴走してしまう、という中ボスの性質はわかった。
 土俵で思い出したが、大相撲初場所の中日にあたる14日は必見である。なぜなら相撲通のデーモン小暮閣下がゲスト解説者をつとめるからだ。序盤好調の玉春日を閣下がどう見ているか、興味深い。
 軽食店で食事をし、食後にトマトジュースを頼んだらウェイターが見事にグラスをひっくり返してくれた。ドラマか漫画でしか見たことのない光景を見れて驚いた。被害は、しぶきがズボンの裾や靴にかかった程度。「ご迷惑をおかけしたのでドリンクのお代はサービスさせていただきますので」と2回言われ、それについてはクドいと感じたが、特に腹立たしさはない。嬉しいわけではないが珍しい体験をしてしまいしばらく笑っていた。
 わが社の残業手当の制度がマイナーチェンジするようで「FAQ」が出されていたが、「先生、バナナはおやつに入りますか?」という小学校の遠足のときみたいな質問ばかりだった。それに大まじめに回答もなされており、うちの会社は平和でいいなあと思った。
 少年ジャンプでは、人気投票下位の漫画ほど後方に掲載されてしまう。これを業界では"バツ組"と言うらしい。デスノートの原作者である大場つぐみは詳細なプロフィール等が明らかにされておらず、正体はガモウひろし(「とっても!!ラッキーマン」の筆者)ではないかと噂されている。"大場つぐみ"というペンネームは"大バツ組"を由来としているんじゃないか、と。
 画像は、まだ記憶に新しい有馬記念でのディープインパクトの当たり馬券。記念です。
 …六星占術だろうと大殺界だろうと、俺が火星人で君が土星人だと君が言い張っても、俺は地球人だよ。いや、でも仮に火星人でもたかが隣の隣の星だろ? 一生で一度のワープをここで使うよ