炎の導火線

 本日をもって年内の仕事を納めてまいった。年末年始は29日から6日間休むようになって、今年で5年目を迎える。6年前までは29日からの6日間といえば大変忙しくしていた。今は昼に働いて夜に眠るが、昔は夜働いて朝寝ていた。そう考えるとライフスタイルが180度変わってしまったようだが、仕事をする上で「世のため人のため自分のため」というスタンスは今も昔も変わらない。かねてからの懸案事項としては「世のため…」などと謳いつつ、屁を放って地球環境を汚してしまうことだ。
 少し前に「僕らの音楽」で氷室京介とゆずが対談していた。ゆずの音楽からBOOWYの影響はミジンコ感じられないので、その組合せには違和感を覚えたが、かと言ってGLAYと対談されてもうんざりしてしまうからゆずぐらいでまあいいか。布袋寅泰の音楽が大衆化してしまってあんまり聞かなくなり、かと言って氷室京介BOOWY超えを望むのは酷。高橋まことは福島弁丸出しでしゃべるし、松井常松がソロで「よろこびのうた」を出しても誰もよろこばなかった。BOOWYはあくまでBOOWYだし、その先には何もないんだと思った。
 ファミコンスーパーマリオブラザーズが全盛の頃、マリオをジャンプさせるときに思わずコントローラーまでジャンプさせたり、グイッて横に引っ張ったりする人がいて観察していると面白かったが、ニンテンドーWiiのコントローラーは、その面白い習性を利用しているようにも思える。発想に恐れ入った。
 ギターを買ったので、改めてヴァン・ヘイレンの1stアルバムを聴いた。発表当初、世界中のギターキッズが度肝を抜かれたという意味がよく分かった。俺の理想はあくまでランディ・ローズである。何しろリフ良しソロ良しバッキング良しと非の打ち所がないし、ソロはクラシカルな早弾きからエモーショナルなフレーズまで自在にこなしてしまう。理想はランディ・ローズだが、まだGのコードすら押さえられない。ただ、ロックスターには逸話が必要だから、「ギターを与えられたその日にほとんどのコードが弾けてしまった」ということにしておこう。
 …何もそんなに急がないでも観覧車は回る。遊園地は年中無休。観覧車は回る