血が泣いてる

 「逆転裁判」も最終章に突入し、クリアするのも時間の問題。中古ショップに片足を突っ込んでいると高をくくっていたが、この最終章がなかなか終わらない。ストⅡやヴァンパイアハンターもそうだが、カプコンはアニメ絵でキャラを描くのが上手い。
 今シーズン不調が伝えられていたルマンの松井大輔選手だが、今節とんでもない足技をみせた。あれはもうジダンとかロナウジーニョの領域だ。復調をうれしく思う。
 某県の某知事は談合に関与したとかしないとかで渦中に晒されているが、今の時期この話題に触れるのは火中の栗を拾うようなものだからやめておこう。それよりも田中康夫氏が三選に失敗したことにホッとしている。彼は中学生時代、休み時間にプロレス技をかけられていたタイプだと思う。いじめられっ子のくせに、自分より弱い者を見つけるといびりまくる。きっとそうだ。
 血液を調べてもらった。指先から少しだけ血を採取して顕微鏡を介してモニターに映し出し、赤血球の状態をみる。いわゆる"サラサラ血液"か"ドロドロ血液"かの検査だ。モニター上で赤血球は4つ前後が仲良く連結しており、俺は"ドロドロ血液"の烙印を押された。食生活もさることながら、パソコンの電磁波も良くないらしい。ってことはこんな風に寝転んでブログを更新してる場合でもないのだ。とりあえずマイナスイオンを浴びようと、滝を探して山奥へ車を走らせたりした。"クマに注意"の看板がいくつもあって、本当にクマが出そうな雰囲気にヒヤヒヤした。でもクマ対策なら、通称"八山田のディディエ・ドログバ"に昔教えてもらった。「腹っちょ、あのね、もしクマに遭ったら『夢見る少女じゃいられない、夢見る少女じゃいられない、夢見る少女じゃいられない』って心の中で三回唱えればいいんだよ。そうすればクマが逃げ出すから」と。効果はあるんだろうね?
 滝といえばピエール瀧。ギャグセンスは石野卓球から「死の匂いすらする」と評されるほどである。ミュージシャンとして成功しているが、お笑い芸人やってたとしても世に出ていた人だと思う。しかしアバンギャルドな風体とは裏腹に、電気グルーヴきっての常識人でもある。
 桑田の移籍問題を重く見た巨人ファンの中ボスは、昼休みにいつものように食事に出かけたと思ったら、スポーツ新聞を4紙も5紙も買って帰ってきた。中ボスにしてみれば桑田の一件は大事件だったようだ。ドラフト会議では駒苫の田中投手の行方をしきりに気に掛けていた。大ボスは大ボスで「金田正一はすごかった」と、モノクロ映像でしか知らない選手を懐かしんでいた。15年以上前に引退した村田兆治は、50歳を超えた今でも140キロの速球と20センチ以上落差のあるフォークボールを操れるらしい。いっそのこと投手力の薄い巨人とか楽天とかでカムバックしたら? 抑えぐらいなら十分やれそうだし。
 …琥珀色がまぶたに染む。歯がゆい黄昏に。ああ後悔の海を越えて、苦いあなたに逢いたい