ゴリラがシンセを弾いた夜

 数日前から花粉アレルギーがひどくなり、目の痒みとクシャミと鼻水に苦しんでいる。人類がティッシュペーパーを発明してくれて本当に良かった。サンキュー、クリネックス
 トルコリーグのフェネルバフチェの監督に就任したジーコ監督だが、やっていることは日本代表監督をつとめていた頃とかわらない。「戦術のない監督」とか「80年代のサッカー」とか地元メディアから散々な言われ方をしている。今思えば、よく日本代表監督時代に更迭されなかったよなあ。よくアジアカップで優勝できたなあ。よくコンフェデであれだけの試合できたなあ。
 Core 2 Duoプロセッサが搭載されたパソコンも続々と発売されている。"怪物プロセッサ"と言われていたペンティアムだが、単純計算するとCore 2 Duoの処理速度ははペンティアムの20倍以上である。怪物が20匹以上も出てきたらビックリなんてもんじゃない。
 パ・リーグは、もうプレーオフやらなくても良いんじゃないかってほど優勝争いが混沌としていておもしろい。セ・リーグの首位は中日ドラゴンズが独走しているが、落合監督のセカンドバッグが盗難に遭ったという話で、バッグの中には現金が47万円も入っていたとか。俺の会社は昨日が給料日だったが、落合監督のセカンドバッグの中身を3つに割っても俺の給料のほうが下回るというのは一体どういうことか。あそこまで行くと金銭感覚が別次元なんだなあ。ピエール瀧阪神タイガースの入団テストを冷やかしで受けたことがあるそうだが、俺もドラゴンズの入団テスト受けてみようかな。ドラゴンズは無理でも楽天イーグルスなら合格するかも知れない。
 仕事はまだまだ半人前で、隣の席の人を質問責めにしている。「おまえうざい」と言われないのが不思議なほどの質問責めだ。そんな俺も異動して半年が過ぎようとしており、時々頭の後ろのほうにズバババババババババッ!と電流が走るみたいな、閃きにも似た"冴え"を見せることがある。今日の俺はやけに冴えていた。"楽器の弾けないミュージシャン"を公言しているピエール瀧が、93年の夏ごろのライヴでシンセを弾いたことがあって、このときのことはファンの間でも"ゴリラがシンセを弾いた夜"として有名である。今日の俺の件も"鉄男が仕事を語った日"として後世に語り継がれるかもしれない。
 …忘れかけた空の果てに涙の星ひとつ。ねぇ神様、お願い聞いて。赤いあなたにあいたい