エネルギーとエレクトロニクスの腹鉄男がお送り致します

 能動的に進めるべき仕事を滞らせるのは、受動的に捌かなければならない書類の絞切日である。赤ペンを武器に「えいっ!」、「やあっ!」とやっつけてもやっつけても次から次へ書類の締切日が俺を追いかけてくる。夏休みの最終日のような毎日に、もう疲れてしまった。小鳥がどこかでまばたきする音も俺にはちゃんと聞こえてるのにさ。
 滞る仕事とは裏腹に、逆転裁判のほうは順調に進み、第3話をクリアしたところである。一応アドベンチャーゲームにカテゴライズされているが、「弟切草」とか「かまいたちの夜」のようなノベルものの要素も強いと思った。ゲーム性は低いが中毒性は高い。どんどん先を見たくなるストーリーと、そのニーズに沿うゲームバランス。カプコンもやるもんだ。
 そうこうしているうちに夏も終わり、秋の長雨の季節に突入した。やがて冬にかわり、雪が降る。雪が降ったら車で通勤したくないから、たんぽぽのわた毛につかまって会社へ行こう。
 砂金採取の爺様の如く、メジャーどころからマイナーなものまでとにかく音楽を収集しまくっている。サザエさんのセリフをサンプリングして見事ひとつの曲にまとめてしまう電気グルーヴのセンスはすごい。デビュー後まもなく「人のものでもサンプリング、全部まとめていただき」と歌っていた彼らだが、まさにその歌詞のとおりのことをやってのけてしまった。
 安倍晋三の滑舌の悪さというか、足らない舌は致命的だ。うどん屋で"讃岐うどん"を注文しても"たぬきうどん"が出てくるタイプだ。
 …内緒だよ。秘密だよ。僕は少し狂っているよ