一生モノ

 今月の9日にSLAYERの新作がリリースされていたのを知らずに今日に至ってしまったことを恥じた。俺にとってSLAYERとは最も重要なバンドのひとつで、どのアルバムも"一生聴き続けられるアルバム"と位置づけている。新作では、ドラマーがポール・ボスタフからオリジナルメンバーのデイヴ・ロンバードに戻っている。ショットのスピードとパワーがすごいポールのドラムもSLAYERに合っていたが、ツボを押さえたフィルの入れ方など、ユーモラスで人間味あふれるデイヴのドラムがとにかく大好きだ。いちばん好きなドラマーだ。新作は。速くて攻撃的でいかにも"闇の帝王"らしいアルバムに仕上がっており、一生聴けるアルバムがまた一枚増えたと喜んでいる。
 今日、露出狂かと思うぐらい露出した女の人を見た。ほとんど下着と網タイツで、その上にシースルーみたいな黒いやつを着てただけ。けれど、センスもエロスもないので辟易した。それはなぜかって、やっぱり素材のせいかしら。
 いまのところ、今年度のベストソングはRADWIMPSの「ジェニファー山田さん」がぶっちぎり。RADWIMPSとの出会いは「事件」だった。RADWIMPSの曲は、ファンキーでクールだったりコミックソング的なものだったり、かと思えばとんでもない名バラードだったりして、つかみどころがないほどに幅広い。青いが、その青臭さが逆に良い。
 映画「DEATH NOTE」の主題歌にもなっているレッド・ホット・チリペッパーズのdanny californiaを初めて最後まで通して聞いた。ここ数年のレッチリらしいグルーヴの良い曲だなあと思っていたら、エンディングのほうにものすごいギターソロがあった。ジョン・フルシアンテは侮れない。たしかこの人、プレッシャーに負けて心の病で入院してたことあったよなあ。
 ギョウザを食べたあとのげっぷは強烈である。ギョウザとニンニクの関係について考えてみる。ハトは、自分の翼を束縛するこの空気がなかったならばもっとよく飛べるだろうと思うのだが、これは自分が飛ぶためには、翼の重さを託し得るこの空気の抵抗が必要だということを知らぬのだ。きっとそういうことなのだ。
 …時計の動きがもどかしくて奥にしまってみたり。言葉はいつも大げさだな。どこかで誰かが泣いてる