揶揄

 会社の売店のおばちゃんに年齢を聞かれたので正直に答えると「へぇー、いっても25ぐらいかと思った」と言われ喜んでいたら、その夜にふらりと入ったラーメン屋で、どこかの子供に「おじちゃん」呼ばわりされた。25は言いすぎだがおじちゃんも言いすぎだろ。
 ファイティング原田は、エデル・ジョフレとの世界戦で日本人でさえどっちが勝ったか悩むぐらいの僅差で判定勝ちしたが、再戦では大差の判定で勝利して完全決着をつけている。(ジョフレは40歳まで現役を続け、78戦しているが敗戦は原田に喫した2敗のみである)エデル・ジョフレは"黄金のバンタム"の異名をとり、強打でありながら的確なパンチをもち、加えて恐ろしく堅いディフェンスで"チャンピオンの中のチャンピオン"と称される超実力者だった。疑惑の判定で世界チャンピオンの座に就いた亀田興毅選手がランダエタと再戦するそうだが、原田対ジョフレの再戦のように完全決着をお願いしたいところです。ちなみに東京ドームで防衛戦を行なった際に来日したマイク・タイソンは「尊敬するファイティング原田さんに会うのが楽しみ」と話していたそうだが、引退してから3倍太った原田氏のことを、紹介されるまでは誰だかわからなかったようだ。
 蛯原友里が出演するFranの新CMはオンエア前からかなり話題にのぼっているがまだ見れていない。人気者になっても謙虚というか、ひたむきなところがまた良い。
 千葉の監督時代にはオシム語録なるコーナーがホームページに設けられていたが、オシム氏の会見はユーモアがあるし奥が深い。サッカーのコラムを書かせたら金子達仁さんが日本屈指かも知れないが、それでもオシム氏の会見には及んでいない。はじめ、代表メンバーを13人しか選ばなかったことについて、「サプライズ度は5段階でいくつですか?」と聞かれた北澤豪は「7ですね」と言っていた。13人しか選ばないオシムも相当ツワモノだが、「5段階で」と聞かれたのに「7」と答えてしまう北澤豪もまたツワモノである。
 通称"二本松のズラタン・イブラヒモビッチ"は、通称"八山田のディディエ・ドログバ"からメールが来ないメールが来ないと寂しがっている。老化が進んだとか脳細胞があれになったとか良からぬ憶測をはかっているが、試しに全部ひらがなで送信してみたら返信があったらしく、漢字を忘れたという結論に至った。"八山田のドログバ"のバイオリズムを測るときはこうだ。俺が「チーチーパッパ、チーッ…」と言って、彼が「パッパ!!」と返してくるまでの時間を計測する。先日は2.8秒で返してきたからまずまず調子は良いようだった。
 …雪が解けるように、俺の奥に差し込む光は、あなたの奥にあるひと筋のラインを超えてくる