波が呼んでいる

tetsuo_hara2006-08-12

 大洗のビーチを気に入り、2度ほど行ってきた。特筆すべきはハマグリの量の多さである。そこには稚貝を食べる動物がいないので、貝が大量発生するみたいだ。波打ち際にも小物がゴロゴロいるが、少し沖に出ればどでかいやつがゴロンゴロンしている(画像)。家族連れのほうが目立つが海といえばやはりギャルである。赤い水着の赤は嘘と情熱の色。青い水着の青は地球と憂鬱とウブのブルー。白い水着の白は興ざめと無罪と降参の色。どんな美女に誘惑されても、雄大で威厳のある大海原の前では俺はそんな気分になれなくて、波に身をまかせてはひたすらお砂を掘ったりお山をつくったりしていた。
 腹鉄男と仲間たち、真夏の海走り抜けて、虹の橋を渡りに行こう。
 腹鉄男とカモメたち、入道雲を追いかけて、風の歌を歌いに行こう。
 腹鉄男とサカナたち、青い海をくぐり抜けて、夢のかけら探しに行こう。
 …あの鳥の影がビルの谷間に消えるけど、流星はきっとまた僕らに会いに来る。いつまでも変わらずに歌い続けられたなら