キモチは南アフリカへ

 ともにグループリーグ突破を決めているオランダ対アルゼンチンの戦いは、優勝の行方を占う重要な試合と位置づけていた。両チームともメンバーを落として望んだこの試合は結局スコアレスドローだった。スコアだけを見れば互角ということになるが、内容的にはアルゼンチンがオランダを圧倒していたらしい。アルゼンチンがドイツ大会を制する可能性はますます高くなった。
 翌日の午前4時に日本対ブラジルの一戦を見るつもりなんだから、ブログを書くいとまがあればさっさと寝ろという話である。日本がブラジルに勝とうが勝つまいが、決勝Tに出ようが出まいが、俺の興味はすでにドイツW杯後の南アフリカ大会に向いている。松井大輔や長谷部や平山相太が代表戦士の常連になるのは予想できるが、問題は監督である。川淵三郎キャプテンは、「トルシエジーコのやり方をある程度引き継ぎ、日本をきちんと理解してくれる人物」としており、アーセン・ヴェンゲルエメ・ジャケミルチノビッチオシムらの名前が挙がっている。特に川淵氏イチ押しとされるヴェンゲル氏(本人も意欲的)や、日本サッカー協会が既にオファー済みとの噂もあるジャケ氏は有力候補だが、俺はあえて日本人監督を希望したい。日本を知り、世界のサッカーをよく知り、リーダーシップもあり、ハイレベルなサッカー哲学を持つ男、中田英寿
 敗退したものの、テクニカルでパワフルなコートジボワールのサッカーは世界を魅了した。フィールドの選手に熱い視線を送るクラブチームのスカウトに混じって、一人の日本人政治家が選手に熱いまなざしを送っていたとかいないとか。衆議院議員鈴木宗男その人である。ムルアカに代わる私設秘書として、コートジボワールドログバにオファーしたとかしないとか。
 通称"福島のマハダビキア"は、Yシャツのボタンを上から3つ開けてipodで銀杏ボーイズを聞きつつガムを噛みながら仕事をしているというイメージがあった。先日仕事のことである疑問が生じ、恐る恐る電話で質問したところ、明朗快活に且つ紳士的にズバっと解決してくれた。ちゃんと社会人してたみたいだから安心した。
 …風の歌がこだまして身動きもできない。ひたむきな獣の瞳と会えば、また歩き出せるさ