腰振り3年、柿8年

 今日のオークス、中ボスの予想した馬は遂に来なかった。牝馬のレースは難しい。
 春の花の象徴である桜はとっくに散ってしまったが、それ以外の花(俺、チューリップ以外は名前知らない)はそこかしこで美しく開いている。花が咲くのは良いが、庭の雑草もここぞとばかりに成長し、手入れに骨が折れる。やれ刈ってしまおうか、やれむしってやろうか、やれ除草剤を散布して枯らしてしまうかと論議がはじまろうものなら、通称"八山田のディディエ・ドログバ"だったらきっとこう発言するだろう。「喰っちまえばいいんじゃないですか、もったいない」。彼が台新店の知恵袋と言われる所以がそこにはある。
 …太陽を手に、月は心の両手に走った。こぼれる声、降りしきる雨の中も。握っていた儚い夢の居場所を信じて。溢れてるのは愛しい赤の涙