血湧き肉踊る

 パートナードッグのしつけみたいなものを見学してきた。見学者ら外部の人間には一見社交的に振る舞いつつも、実は自分達の閉鎖的な世界の中で暮らしているようで、ある種宗教的な畏怖すら感じた。あの人たち、第三次世界大戦が起きても平和に暮らせるんだろうなあ。
 足湯を初体験した。湯に浸かってるのは足だけなのに、不思議と体全体が暖まって全身から汗が噴出す。血が体中を循環していることを実感できた。血湧き肉踊るぜ。しかし足だけとはいえ温泉処の湯に無料で入れるのはありがたい。湯上りのコカ・コーラの美味さもひとしおだ。
 紆余曲折を経て、この頃では北斗に戻っている。設定の良い台さえつかめばあれほど楽しいものはない。バトルボーナスが二桁連チャンしなくても、引き戻しが早ければ楽しめる。久々に南斗最後の将ステージでユリアにお目にかかれた。血湧き肉踊るぜ。俺は過去に2度、ラオウを天に返した男だ。謂わば2times-championである。K-1で言えば、4times-championのアーネスト・ホーストと3times-championのピーター・アーツに次ぐ3位タイ。レミー・ボンヤスキーと同格ということになる。
 異動先へは、仕事の引継ぎとあいさつを兼ねて火曜日に伺うことにした。「ここにはんこおくれ」とか言われたら、アンダースローの投球フォームから室長のおでこに「腹鉄男」を刻印してやる。名づけて、必殺技"ワタナベシュンスケ"。血湧き肉踊るぜ。
 …血も繋がらないあたしをどうして愛せるの? 見えない膜をはってるあたしに対してあなたは