仕事論

tetsuo_hara2006-01-25

 勤務時間中であろうとなかろうと常にスケベなことばかり考えている俺だが、その傍らでコツコツと仕事もしている。明日の天気は「曇り時々晴れ」だが、俺のライフスタイルを天気予報的に表せば「スケベ時々仕事」となる。スケベの傍らでコツコツ積み上げてきた仕事は、監査で引っかかる箇所はない。調書に次々と「OK」の文字が書き込まれていく。あまりにも俺の書類にソツがないので、もう少しスケベの割合を増やしても十分やっていけるんだ俺は、と思った。前日の午後までバタバタ準備している親方には、いい加減に腹くくれ!!と言いたい。ヒルズ暮らしから拘置所に一気に転落したホリエモンを見ていればわかるように、カネを得るのに近道は存在しない。コツコツやらなきゃだめなんだ。コツコツ仕事したりコツコツとスロット打ったりしなきゃだめなんだよ。
 ボビー・オロゴンが事務所で暴れてムルアカさん(画像)が制止に入るというニュースが飛び込んできた。今年の大晦日の格闘技のカードは"ボビーvsムルアカ"で決まりだな。ムルアカのセコンドに鈴木宗男議員をつければ視聴率も5割増。
 1月スタートのドラマでは、意外にも「西遊記」の視聴率がいちばん良いようだ。多方面から聞く話だが、オリジナル版には及ばない。堺正章西遊記は、幼少の頃の俺にとって衝撃的だった。それは、はじめて地べたに立ったときの感覚と似ていた。母のやわらかい両手が俺の体を裏庭かどこかに運びだし、そっと俺を地べたに立たせた。俺は全く平気で、二歩か三歩、歩いた。だしぬけに俺の視覚が地べたの無限の前方への広がりを感じ取り、俺の両足の裏の触覚が地べたの無限の深さを感じ取り、さっと全身が凍りついてしりもちをついた。俺は、火がついたように泣き喚いたんだ。妖怪が妖怪を退治するドラマというのは子供にとってはそのぐらいスケールが大きく、また恐怖もひとしおだった。
 ボビー・オロゴンムルアカの2ショットに、もしも通称"八山田のディディエ・ドログバ"が加わったら、きっとすごい画づらになるんじゃないかと思った。海の底で昆布の林がうごめいているみたいな。
 …藍色のテーブルに伸ばしたこの生地を、切り離して並べただけの小さな器。ただそれだけのこと