ギンギラギンにさりげなく、さりげなく、生きるだけさ

 明日、B'zのベスト盤が発売になるそうだ。ベスト盤だからどの曲も聞き覚えのあるおなじみの曲なのだろうが、中でも目玉は「いつかのメリークリスマス」の新ヴァージョンだろうか。この曲もそうだしワムのラストクリスマスもそうだが、クリスマスソングには失恋系が多い。そしてクリスマスソングで言えば、ザ・イエローモンキーのMerry X'masがいちばん好きだが、これこそ涙なしでは聞けないぐらい最強に悲しい曲だ。
 セックス・ピストルズが「ロックの殿堂」を果たした。これまでノミネートされつつ殿堂入りがかなわったが、そのときジョニー・ロットンは「恥の殿堂」だとか「年老いたロッカーが死に行く場所」とか毒づいていたらしい。果たして、今回の受賞をどう思っているのだろうか。ピストルズがリリースした唯一のアルバム「never mind the bollocks」は、直訳すると「忘れじのちんぽ野郎」となるらしい。これを日本で発売する際に日本のレコード会社がピストルズ側に「邦題どうしますか」と聞いたところ、「勝手にしやがれ!」と言われたので、そのまま「勝手にしやがれ」が邦題になったと聞いている。俺、好きなんだわこの話。
 徹夫のテーマ曲"IRON MAM"の歌い手でもあるブラック・サバスも「ロックの殿堂」入りを果たした。オジーは以前「インクの無駄だからリストからはずしてくれ」だとか「ファン投票じゃないからノミネートは無意味だ」などと言っていた。彼らが、殿堂入りなんて関心がなくなるぐらいの高みに位置していることは俺がいちばん良く知っている。
 いま現在の日本の政策として"ニートに農業を斡旋する"というものがあるらしい。松平定信は「寛政の改革」で、江戸で定職を持たずブラブラしていた人達を無理矢理農村に返したり、石川島という所にとじこめて技術の習得をさせたりしたのだ。時代は繰り返すんだなあ。そういえば、あの高橋がなり氏もSODの社長を辞めて、今は農業に取り組んでいる。そろそろ農業の時代が来るかもしれない。パソコンなんか捨てちまえ。
 回転寿司屋へ行ったら、店長と新しい板前さんの折り合いが悪いようで空気が良くなかった。白子を食えるのは冬の時期だけである。俺は白子を食べて満足した。貝類の姿はエキゾチックでエロチックだ。冷めた仕草で熱く見ろ。
 …つまらない日々を小さな体にすりつけても減りはしない。少し淋しくなるだけ