結局俺は作り手側の視点からサッカーを見てしまう

 サッカーの放映権をテレビ朝日が持つと、いらない演出と角澤さんの空回り的な実況によって試合をめちゃくちゃにされてしまう。今日のアンゴラ戦はTBSだったから少し安心していたが、その安心は大きな間違いだった。ボールが動いて得点をにおわせるような場面でもスローVTRをだらだら流したり、フィールドに集中したいのにサポーターの様子を映し出したりするから大いにストレスを感じる。実況の土井敏之アナは、サッカーの番組もやってるぐらいだから期待したのに裏切られた。アンゴラの選手それぞれのプロフィール(どこのリーグでプレイしていて、どんなプレイスタイルか、W杯予選ではどんな活躍をしたか等)ぐらいは紹介して欲しかった。オーストラリアがプレーオフの末、W杯出場を決めたと報じたが、相手がどこ(ウルグアイなのだが)なのか言いもしないし、率いているのがヒディング監督ってことも水沼さんが気付くまで黙っている始末。金田さんが鋭いコメントをするのは90分間のうちにせいぜい2回か3回。長州小力が喋っているのかと思ったら舌足らずな水沼さんだった。必要以上に煽りすぎるテレ朝も暑苦しくてイヤだが、NHK並にテンションの低いTBSも最悪だ。テレ朝とTBSには放映権を与えるな。
 試合のほうは、ここ最近でいちばん得るものの少ない一戦だったような気がする。とにかくアンゴラの選手のモチベーションが異様に低く見えた。得点はなかったが、ハンブルガーSV所属のあの禿げは代表に必要だ。俺は常々ジーコには、松井大輔を早く出せと(テレビ越しに)言っているんだ。得点はおまけのようなものだが、彼のプレイは本当に素晴らしかった。稲本と三都主は招集しなくてよい。しかし、今日のアンゴラ戦もそうだが、ジーコジャパンは試合終了間際にゴールを決めて勝利することがかなり多い。ジーコは稀代のシナリオライターなのか。
 皇室のあのお方は学生時代に漫画研究会に入っており、宮崎アニメの大ファンなんだってさ。特にカリオストロの城が大好きで、それでクラリス姫のような真っ白なドレスを着てみたんだってね。夢見ることはいいことだが、それにしてもあのルックスで漫画研究会というのはハマりす【管理者の権限により日記の一部を削除しました】れ、お幸せに。 
 ぼちぼち忘年会のシーズンだ。酒の席では気の利いた話のひとつもしたいものだが、俺の引き出しには何も入っていない。「このあいだ渋谷を歩いてたらさ、アントニオ猪木に会っちゃったんだよ!! そしてここからがすごいんだけどさ、そのあと、なんと、春一番にも会っちゃったんだよ!! 凄くねー!?」とか、いっそエピソードを捏造しようか。うまくいけば「あんた、あたいのこと抱くかい?」とか言ってもらえるかもしれない。
 …時代の声だ。耳をやられた。聴こえないのはそのせいだ。誓いを立てた指を咬まれた。手懐けたつもりが。ムカつく