Give up

 「火垂るの墓」を見ようと思ったが、母の形見の指輪を売って米に換えた時点でいたたまれなくなり、ギブアップ。"蛍"を"火垂る"と表記してしまうところからして悲しすぎるではないか。
 ずっとウイイレ以外のゲームはしていないが、「ワンダと巨像」の画面写真を見たらちょっとやってみたくなった。前評判も高い。
 通称"八山田のディディエ・ドログバ"へメールをしても、帰ってくる返事は決まっている。「仕事です」と「休みだよ」の2パターンだけ(文言もいつもほぼ同じ)である。たぶん彼のCPUは、多くの要求をしても2つの答えしか導き出さないようにプログラムされているのだ。シンプルなのは悪いことじゃない。
 東京モーターショーの会場で、イベントコンパニオンのスカートの中を盗撮したとして、迷惑防止条例違反で男が逮捕された。取調室で刑事さんに「いや、気持ちは分かるけどさあ」とか言われたかなあ。分かるもんなあ気持ちは。
 大川栄作さんが「駅」という新曲のプロモーションのため、わざわざ棚倉村の駅まで来て宣伝して歌って帰ったそうだ。出口を見越して3両目。流れてゆくいつもの風景。豪邸、女子高、プチ墓場、零細企業にメガストア。ニッポン嘆く男性誌。揺れる中吊り、音が変わり、いつもの橋、開ける景色。川原で土下座の原徹夫。
 今朝は寒さは拷問のようだ。10時半ぐらいまで寝てたかったよ。
 …華々しい画面も、白々しい裏切りも、ただ眩しいあの夏の映画も、叶わない願いも、しかつめらしい悲しみも、やり直し。どこまで戻せばいいんだ?