千葉ロッテ日本一

 ウイイレやったりHDDレコーダに録りためた番組を消化したり何かと忙しいので、千葉ロッテ日本一の瞬間を見ることはなかった。その頃はちょうどボルトンvsウェストブロミッジの録画を見ていた。ボルトンアラダイス監督は、落ち目の選手を再生させる手腕を持っていて、日本の野球界で喩えればまさに野村克也そのものだ。チェルシーモウリーニョ監督は、選手交代などの采配が驚くほどにズバズバ的中する。日本の野球界で言えば星野仙一さんあたりだろうか。オーナーのアブラモビッチさんは、チェルシーをプレミアで100連覇するチームにしたいそうだ。モウリーニョさんがあと99年生きられるんだったら不可能じゃないと思う。
 今日は出張をして審査じみたものを受けてきた。敵は本社の連中。数ヶ月前からこつこつと甲冑や武器や弾薬を揃えておいた甲斐もあり、無難に勝ち戦を収めることが出来た。昨年と一昨年は手痛く返り討ちに遭っている。俺は来年あたり上海支店に栄転になる予定だから、この手の戦も今日で最後。有終の美と言えなくもない。本場の上海蟹を食べたい人は俺に餞別を遣うように。余談だけど、正しくはシナモズクガニって言うんだ。
 自称"白河のメグ・ライアン"のお宅で、すこぶる可愛いヨークシャーテリアを飼いはじめた。実は"白河のメグ・ライアン"は動物アレルギーなのだが、それを圧してまでヨークシャーを飼ってしまう里親根性は立派である。単なる動物嫌いのうちの光子さん(祖母)にも見習ってもらいたいところだ。俺だってパグかフレンチブルドッグかピンシャーを飼いたいのだ。散歩、しつけ、エサ、うんこ、フリスビー、救助、ドッグショー。突然漂ういい匂い。どんどん増えてく人通り。土俵のまわりは人だかり。豚汁ふるまう原徹夫。
 運転してるといろいろ考える。俺は天才だから3歳のときにはだいたいのことはわかっていたが、未だにわからないことが2つある。1つ目は、なぜマスオさんは磯野家に婿入りしてるのに「フグ田」の姓を名乗っているのか。(婿じゃなくて同居しているだけなのか?)2つ目は、足に網をかぶせているだけなのに、なぜ網タイツはあんなに色っぽいのか。
 …歪んだ価値観だって染み付いてしまうだろう。子供たちはそれらを背負ってどこへ向かえばいいんだろう。照らしてほしいのはそんな遠くばかりじゃなくて、目の前の本当の世界だけ