D.I.Jのピストル

tetsuo_hara2005-09-05

 一見"欲"に満ち溢れたような生活を送ってる俺だが、実際は仙人のように無欲で世事に疎い毎日を過ごしている。おかげで金だけは雪だるま式に増えてゆき、手を伸ばせば高級腕時計に届く位置まで辿り着いちまった。ネットで高級腕時計を検索する時間がとても幸せだ。今日はブライトリングを検索していたら、笑った顔のまま3時間ほど居眠りしてしまった。
 先日、天井にぶら下がったオニヤンマに糞をされたばかりだが、今日は普通サイズのトンボが天井から糞を落としてきやがった。しかも3回も。たしか割り箸が3組と輪ゴムが数本あればピストルを作れるんだったよなあ。今度ナメた真似したら脳天に2、3発キツいのをぶち込んでやるからな!!
 GRAPEVINEの新譜、じわじわ効いてきた。5曲目の"REW"は、彼らのニヒルな一面がひたすら浮き彫りにされており、すこぶる気に入った。特に「他人の汗に軽蔑を」のフレーズにはGRAPEVINEニヒリズムが集約されている。あの声で「他人の汗に軽蔑を」とか歌われるとゾクッとする。
 髪を切る直前の姿をフィルムに収めておいた。デジカメ全盛の時代に"フィルムに収める"という表現はそぐわないかもしれないが、"フィルムに収める"というアナログ的な表現が好きだ。ジーコ巻誠一郎に「俺も昔はフサフサだったんだぞ」と言ったって話じゃないが、将来髪の毛が寂しくなったときに「おれも昔は…」って言いながら写真を見せるのを今から楽しみにしているのだ。
 会社に来てもう3年目なのに「ファックス送るときって表が上でしたっけ?」とか聞くなよ、イライラして髪が抜けちゃうんだから。救命丸をください。俺に宇津救命丸をください。
 …灰色のコンクリート。無情に響く足音。あー、俺が遠離ってゆく。無用になったっていうことか