棚倉遷都

 本屋でBURRN!を眺めながら、ARCH ENEMYからクリストファー・アモットが脱退しちゃったのかそうかそうか等と思っていたら、どこかの親父が"ニャンニャン倶楽部"とか言う卑猥な本をレジに持っていった。猫にゃんにゃんにゃん、犬わんわんわん、トドんゴッんゴッんゴッ。
 EZ!TVで、おやじロックバンドコンテストの模様をドキュメントしていた。琴教室の先生は、生徒にビーチボーズを教えていた。うちの光子さん(祖母)も琴を弾くのだが、その超絶テクニックは大正琴イングヴェイ・マルムスティーンの異名をとるほど。グランプリは獲れなかったが、"熊本のミック・ジャガー"は格好良かった。キース・リチャーズのギターは、一瞬チューニングが狂っているんじゃないかと思うような独特な音だ。上手さを超えた巧さがあり、聴けば一発でキースとわかる。これを真似ようと思うと単にチューニングが狂っただけの音になってしまうから要注意だ。無理してキースの音に近づけようとしたのがグランプリを逃した要因だったのかも知れない。
 サザエさん症候群じゃないけれど、日曜の夜にF1を見ると翌日からの仕事のことが頭をよぎりブルーな気分になる。もちろんキミ・ライコネンに罪はないし、F1そのものはエキサイティングなのだ。そんなだから佐藤琢磨が良いレースをしてくれさえすれば、その週の仕事のモチベーションも違ってくる。勢いで、親方に「赤でも渡れ!」って言っちゃいそうだ。
 公園で、若い男女がペッティング寸前のスキンシップを交わしていた。ホテル代貸してやろうか? 怒るでしかし、田んぼにかかし。
 政治の世界もパフォーマンス主体になって、なんだかプロレスみたいだ。だったら魔邪に出馬要請かければよい。いいパフォーマンスするから。俺は無所属で地道に頑張りますので。棚倉村に首都機能を移転させますから、最終的には。
 …だいたい今俺は3歳なんだけど2歳のときにはもう分かってたね。それは単純だけど少しの目の位置で何にでも見えるってことを