アニマル・セラピー

tetsuo_hara2005-05-15

 雨も風も雷も、俺を止めることはできない。荒天に屈することなく那須どうぶつ王国へ行ってきた。ミステリアスな樹木がうっそうと茂る那須の雰囲気は、スタジオジブリのアニメのようだ。お目当ての犬達にはほとんど会えなかったが、猛禽類の鷹狩りや、ヤギと子羊の群れを見ることができた。そしてクライマックスはワラビーへの給餌である。マーラやウコッケイやカルガモに邪魔されつつも、あくまでピントはワラビーに合わせてありますから。おやつを食べる姿もおねだりポーズも何もかも、連れて帰りたくなるほどのかわいらしさであった。
 世間の話題の中心は、例の少女監禁男のこと。自称"二本松の牛若丸"の考えが歪んでいると思うのは、少女監禁男のことをうらやましがるからである。
 韓国で"ろくでなしブルース"が学生に悪影響を与え暴力事件を頻発させているという報道があった。俺も辰吉のネリチャギに畏怖し、前田太尊のバックドロップにシビれたものだが、夜の校舎の窓ガラスを壊したりはしなかった。
 ヨーロッパでは一昔前に"キャプテン翼"が大人気で、ジダンデルピエロブッフォンまでもが翼や若林のプレイに憧れたそうな。マルセイユ・ルーレットを身に着けたジダンは、今じゃ翼よりテクニシャンかもしれない。
 …風の音、この音が大いなる進化を運んでくる