羽化登仙感慨無量

 仕事そっちのけで連休の谷間にわれ先に休暇をリザーブしたうちの親方は、今日の2時半で会社をあとにした。賛否両論あるが、上の人が積極的に休暇をとってくれると、雰囲気的にこっちも休みをとりやすいから俺的には休暇取得推奨派である。
 この頃花粉アレルギーの薬を飲んでいないが、夜が更けるとひどい眠気に襲われ、ブログを書いている途中でいつも寝てしまう。もっとこう極上のジェラードアイスのように練り上げたいのだが、"起承転結"の"起"の部分をやっと書き上げたところで、不本意に眠ってしまうのだ。起承転結、ケツが消滅、転がてんてん、そんで延々。
 昨日は、通称"八山田のディディエ・ドログバ"に久々に会った(と書こうと思ったが例によって途中で寝てしまった)。彼はゲーセンのスロット「ドロンジョにおまかせ」でスーパードロンボーナスをひき、軽く1000枚以上を出していた。そのあと気分良くレストランに入り、「髭剃りをさ、T字型のやつから電気のやつにかえたらさ、1回で歯がボロボロになっちゃったよ」だとか「やっぱおっぱいだよな、女は」だとか、そんな話をクロマニヨン人の顔まねをしながら喋っていた。その店のメニューに大好物のジャンバラヤがないことを確認したうえで牛タンシチューをオーダーし、牛が反すうでもするかのように牛タンシチューをねちゃねちゃ食べていた。何でいつもクロマニヨン人の顔まねをしているのか今度聞いてみよう。
 朦朦と、そして悶々とするぐらい暑い日になった。おかげで、桜もほぼ葉桜にかわるだろう。薄着は結構だが紫外線は浴びないようにしたい。白く美しい肌を大切にしましょう。
 俺は今月、ひっそりと密やかにだいたい30歳のバースデイを迎えていた。桜に喩えればもう葉桜みたいなものだ。でもなんだか20歳になったときよりもうれしい。葉桜は、すぐにまた花をつけるだろう。
 …段々と増してく笑み。腕は上に。まだまだ終わらない大切な1分1秒から刹那。この一瞬一瞬をこの場で共有できるってことがなにより幸せなんだって、そう嘘ではない心の言葉