開かずの箱

 親方が「立て替えてでも何でもいいからとにかく今日中に納入してください!」と異様にピリピリしていた。「そんなこと言うならおまいが自分で立て替えろよ、ハゲたことばっかりぬかしやがって」と思ったのは、俺だけじゃなかったはず。
 出張先で、開けなくてもよい箱を思わず開けてしまった。おかげで余計な仕事を増やしてしまい、明日も出張になりそうだ。棚倉村のミル・マスカラスこと徹夫は、華麗な空中殺法で仕事をやっつけるのだ。
 …未知を彩る快走するキモチはいつもフィール・ソー・グッド。ビートにヒント。でっかくフィード。一歩一歩たしかな進歩