言うっきゃないかもね、そんなときならね

 すし屋へ行ったが白子の季節は終わったらしく、俺のオーダーは却下された。夏が来て秋が過ぎて、また冬が来るまでのお楽しみだ。お品書きに「まいか」とひらがなで書いてあったもんだからEAST END×YURIの「MAICCA」を思い出してしまった。これをオーダーして「すみません、品切れなんです」とでも言われた日には「まーいっかー!」って店内でシャウトしていたところだ。新顔のすし職人さんだったから「おすすめはありますか?」とか聞けなかった。だって「平井堅の"瞳をとじて"です」とか言われそうだったんだもん。結果オーライ、どんなもーんだーい、いつだって「MAICCA」面倒くさい。
 iPodに代表されるようなMP3プレイヤーは、棚倉村のような田舎では流行らないとみた。いなかの人ほど歩かないから、だから車のオーディオで用が足りてしまうのだ。
 通称"原町市のモリエンテス"は楽天の試合を観戦をしてきたらしい。しかも一場投手のデビュー戦。一場投手は、いずれはメジャーで野茂や石井並の活躍をするに違いない。今のうちにツバをつけておかなければ。
 ウイイレ8LEで、念願のマルティンス獲りが実現した。スピードはハンパじゃないが、利き足の左以外で打ったシュートは大概枠をとらえてくれない。ますます楽しくなってきた。
 「若武者」のCMは曲が最高だ。言わずもがな、ヴァン・ヘイレンのデビュー曲「YOU REALLY GOT ME」である。あれは78年頃だったっけ。今から27年も前にあんなにクォリティの高い曲をリリースするんだから並じゃないわな。「若武者」のCMを見た自称"二本松の牛若丸"は「あのCMさ、あれ俺みたいじゃねえ?」と鼻息混じりに言っていた。武士の時代が「人間50年」と言われていたことを考えると、二本松の牛若丸なんて中年もいいところであり「若武者」には程遠い。子宮の中からやり直せ。
 …すべての退屈な立場を追い越すために加速すればいい