黒いスィートピー
重度の花粉アレルギーの職場のおっちゃんは、朝起きると目が開かないほど目やにがびっしりとまぶたにこびりついていると言っていて、「んなアホな。そんなやつおらんがな」と思っていたら、今朝の俺がまさにそんな状態だった。アロンアルファとまでは言わないまでもセメダインで上まぶたと下まぶたを接着したかのようだ。
仕事中、普段はスケベなことを考えながらお茶ばかり飲んで、女王蜂のようにじーっと机に座っているが、ここ数日は働き蜂の如く精力的に動き回っている。こんなことをしたくてこの会社に入ったわけではないんだが仕方がない。ろくなもんじゃねえ。
今日のウイイレ、公式戦でブッフォンから得点をあげた。シュートは打ってみるもんだ。相手ディフェンダーがプレッシャーをかけにきたので、ボールをとられるよりはシュートで終わりたいと思ってペナルティエリアの外から対角線の方向に蹴ったら、たまたまブッフォンが前に出ていて頭の上を越えてくれた。
新年度になったが、俺の心の岸辺に赤いスィートピーは咲かなかった。これでいいのだ。辛くともこれでいいのだ。悲しくともこれでいいのだ。テレビの男が言う、「西から昇ったお日様が東に沈む。これでいいのだ」。そうだ、これでいいのだ。だがしかし!! だがしかーし…!!
写真はキューピー人形の氣志團・翔やんヴァージョン。
…西日で部屋の全部がオレンジ色になっちゃって、未来がぼんやりでもおびえることなど何もない