とぶくすり

 危うく寝坊しかけてあい子さん(母)に起こされた。花粉アレルギーの薬は効いている気はするが眠気が凄まじいのだ。「これが効く」と耳にすると、何でも試そうとする"ためしてガッテン家族"な我が家。昨日は甜茶を飲み、今日はスギの葉とサクの部分を煎じたものを飲まされた。特にまずくはないしおいしくもない。半信半疑だがモルモットに拒否権はない。効けば儲けものだ。
 リチャード・ギアに会えてはしゃぐ政治家はまるで近所のおばさんだ。リチャード・ギアの手を握ってステップを踏めば、心の落書きも踊りだすかもね。
 はねトび"ブサンボマスター"がツボだ。あんな風に小ムカつくキャラ、クラスに必ず一人はいるよね。
 並走していた車のドライバーが、鼻くそをホジホジして間髪いれずにパクりと喰っていた。人差し指からはじまって、中指〜薬指〜小指と順序良くホジっては喰いホジっては喰い…。公安委員会は運転中の携帯電話の使用を取り締まる前に、運転中に鼻クソを喰う行為をまず取り締まるべきだ。あんなの見せられたらビックリしてこっちが事故っちまう。「喰えば花粉アレルギーが治りますよ」って言われても絶対に喰わないから。
 じきに花見の季節だ。桜の花に含まれるエフェドリンという物質は喘息の治療にも用いられるが、興奮を引き起こす作用もあるらしい。ユニコーンヒゲとボインの歌詞に「花見の時にキスして、それから何もない」とあるが、これは恋愛感情ではなくてエフェドリンによる一時的な興奮がもたらしたものなのかもしれない。それならば「それから何もない」ことの説明がつく。
 …悲しい象の群れ、午前中夢を見て恋を踏み潰せ。心の中のアフリカ