着信アリ

職場の昼休みなんてスケベなことを考えながら居眠りしている俺だが、今日は"電車男"の話題で会話を弾ませてしまい、最終的に上司の恋バナまで引きずり出してしまった。らしくないぜ、反省。
同僚が体調を崩した。電話越しの上司は「今日は無理しなくていいからゆっくり休んで」とでも言うのかと思ったら「具合い良くなったらきてくれる?」などと信じられない言葉を発していた。その光景を目にした俺は、大地震とか大津波とは質の違う恐怖を感じた。背中に走ったんだ、ゾクって。いいんだ、あと数ヶ月で異動するから。もう決めたんだ。今日決めたんだ。
もめにもめた岩隈問題、ついに決着。これで楽天プレーオフ進出が絵空事ではなくなりましたな。ルックス面でも高い評価を得ている岩隈投手だが、イケメン度ではスワローズの五十嵐亮太に及ばない。
かつて"絶望ヶ丘のブタ"と恐れられた男から着信があったようだが、カップ焼きそばのお湯を捨てずに喰ってしまうほどズボラさんな俺だから電話にも出なかった。正確に言えばタイミングが悪くて出られなったのだ。どうせ電話に出たとしても、「わが神、わが神、どうして私をお見捨てになったのですか」というゴルコタの丘でのイエス・キリストの叫びを聞くようなものだ。「浜辺に打ち上げられたクジラを助けろ」と俺ひとりに言われても、俺にそんな力はないのだ。
…この星にメロディを。あの子にキスを。君にロックンロールを。それだけで生きてけんのは、ちっとも不思議じゃねぇよ