二つの足音

ミュージシャンになることを決心した。昨日、生でGO!GO!7188を観たんです。ドラムのターキーはタイトで手数が多いが、ミディアムテンポの曲ではいい感じのグルーヴを醸し出せる。何より、乾いたスネアの音が徹夫の好みにピッタリだ。ユウは軽く太っているというイメージを抱いていたが、全然スリムだった。とても印象深い歌メロとギターのフレーズも奏でられる。才能あるよなあ。ベースのアッコは猫背気味の姿勢で弾くシルエットが格好良い。お行儀の悪さにロックを感じる。
俗称"八山田のサミュエル・ヒゲ・ジャクソン"に「GO!GO!7188を観た」と言ったら「は?なに?イナゴライダーじゃないの?」とかビミョーなうわごとぬかしてやがった。
新しいオデッセイ、正面は身震いするほど格好良いが、後姿がいただけない。目と目の間が異様に離れて気の毒な顔をした女性を見ているようだ。
クレバの催眠術からはまだ解けない。ラップのリリックを書くにあたり、字足らずになってしまったら、「aha」とか「YO!」とか「チェケダッ!」とか言って隙間を埋めればいいんだな、と思った。
井上雄彦は、スラムダンクを描いている頃から瞬間を切り取って描写することに関して抜群にうまかった。バガボンドやリアルでは、その瞬間を描写するテクニックに磨きをかけ、他の漫画家の追随を許さないほどに。徹夫はただダラダラ30年間を生きてきた。ジタバタしてるのは誰だ? もっとこう、瞬間瞬間を大切にして生きていこうと思う。
…何番目のボタンを掛け違えてしまったのか、それとも最初から間違っていたのか