捲土重来

バックオーライオーライオーライ、はいストーップ。なんでストップかっていうと、ラグフェアーが全員マネージャーさんに見えるから。
ここ数年のうちにスマップの中居くんがMCとしての成長を遂げてしまった。はじめのうちは見るに堪えなかったが、環境が人を育てるとはこのことだろうか。使い続けたテレビ関係者の我慢の賜物。これは、F1のデーモン・ヒルのケースに少し似ている。彼は希代の名ドライバー、グラハム・ヒルの息子ということで期待されてウィリアムズ・ルノーと契約するが、最初から速いレーサーというわけではなかった。しかし我慢して使われるうちにいつの間にかワールド・チャンピオンを獲得してしまった。我慢して使われてるうちに速くなっちゃったのだ。ちなみにセナが事故死したときのチームメイトがこのデーモン・ヒルであった。
かつて"絶望が丘のブタ"と恐れられた男は、このところ干からびたオオサンショウウオのような顔をしていたが、久々に女性との社交の場へ赴き、まさに水を得た魚のような活き活きした表情に豹変した。そのハイテンションぶりはこちらが気後れするほどであった。眼光にも光が戻り、彼に同行した通称"八山田のクロマニヨン人"などはヘビに睨まれたガマガエルのように困惑していた。しかし二人そろって「インリン・オブ・ジョイトイ? 誰それ?」と言う。ヒゲは伸びる一方だがアンテナはちっとも伸びていないようだ。あの芸術的なM字開脚を知らないとはかわいそう。徹夫が最も家来にしてもらいたい女性、それがインリンである。
…君は僕の名前を呼んで、僕は君の名前を叫ぶ。邪魔する人がもしもいるなら僕に言ってよ、頼むから