驚天動地

バックオーライオーライオーライ、はいストーップ。なんでストップかっていうと、これまでの思い出をウソにはしたくないから。
車のオイル交換をしようと思ったら間違えてスロット北斗の拳を打ちに行ってしまった。はじめてエイリアンを出現させた。それなりに出たが、もっと出るんじゃないかと思って突っ込んだらのまれた。結局は昨日の負けを帳消しにするにとどまった。根がハングリーなんだから仕方がない。
徹夫が東京の小学校へ通っていた時代、少年ジャンプでは北斗の拳がリアルタイムで連載されていた。当時の担任の先生は「南斗最後の将は絶対にユリアだ」と豪語していた。うちら生徒一同は「そんなはずないじゃん、だってユリアは死んだじゃん、ありえないじゃん」と声をそろえて反論したが、結局は担任の説の通りになってしまった。
小学校時代の話を持ち出してしまったからには久慈春美ちゃんの話をしなくてはなるまい。同級生だった久慈春美ちゃんは、細身でタレ目で比較的おとなしい女性だった。ある日の給食前の4校時目、その彼女が何の前触れもなく大粒の涙を流して静かに泣き出したのだ。先生に「どうしたの?」と聞かれた春美ちゃんは「お腹が・・・、お腹が・・・、」と声にならない声で頑張ってしゃべろうとした。さらに先生が「お腹がどうしたの?お腹が痛いの?」と問い詰めると、「お腹が・・・、お腹が・・・、お腹がへった」と驚くべき答えを発したのだった。涙を流すほどの空腹とは想像しがたい。先生に「もうすぐ給食だから我慢しようね」となんとかなだめられていた。待ちに待った給食はナポリタンスパゲティだったが久慈春美ちゃんはおかわりを繰り返し、なんと6皿もたいらげてしまったのだ。小学校高学年といえば成長期で食べ盛りだが、細身で比較的おとなしい性格でおまけにタレ目の女性がスパゲティを6皿も食べる姿には、子供ながらに恐怖を覚えた。いまだに忘れられない強烈なエピソードである。
五輪ばかりに注目が集まるが今日はJ1第2節。浦和レッズ東京ヴェルディを相手に7対2というとんでもないスコアで勝利していた。サッカーのスコアとは思えない。アルパイって名前のブラジル人ディフェンダーが加入してからレッズは負けていないらしい。
…何処までいけば辿り着けるのだろう?目の前に積まれたこの絶望と希望。ジェットコースターみたいに浮き沈み