音源日和

ゆらゆら帝国

 近所のレンタルショップゆらゆら帝国のベスト盤を、なぜか今頃入荷していた。久々に聴いたんだけど、脳みそが沸騰してるんじゃないかと思うような歌詞とか、即興で弾いているかのようなラフなギターとか、相変わらずヤバかった。「グレープフルーツちょうだい」では、ヤバすぎる歌詞を前に置いて、"馬みたいな車と、車みたなギターと、ギターみたいな女の子が欲しい"と結んでいる。これを不協和音にも似たラフなギターに乗せて歌われると、聴いている俺の魂まで空想の川の向こう側に行ってしまいそうだ。
 聞きたいCDをリストアップしているんだけど、レンタルショップに置いていないようなマニアックなものや、CDとして手元に置いておきたいものは、当然、大枚をはたいて購入する。日頃の節約が実を結び、今回2枚の洋楽CDを購入するに至った。1枚は、プログレッシヴロックの大御所ドリームシアターの「Train of Thought」。さわりしか聞いていないけど、バンド史上最もヘヴィでダークでテクニカルという評判どおり、深みがありそうな作品。それから、マイケル・アモット率いるトラディショナルなハードロックバンド、スピリチュアルベガーズの「Ad Astra」。これもさわりの部分しか聞いていないけど、古き良き時代を思わせる良作の予感がする。
 …想い出がいっぱい。ごろりごろりと、交わした約束と去年の二人が、灰皿で燃えるわ

Train of Thought

Train of Thought

Ad Astra

Ad Astra