長靴をはいた猫

長靴をはいた猫

 サッカー日本代表に招集されたハーフナー・マイクに脅威を感じた。あんなのが招集されては、もはや平山相太の出る幕はない。父はJリーグ黎明期に活躍したディド・ハーフナーゴールキーパーだった父と正反対のポジションを選ぶあたりが面白い。ただ、ハーフナー家はまだマシなほうで、大洋ホエールズ時代にスーパーカートリオとして活躍した高木豊氏には息子が3人いて、3人ともがサッカー選手である。
 夏の高校野球準優勝の光星学院の野球部員が飲酒したとかで騒いでいるが、高校にもなって飲酒もしないようでは逆に心配である。元巨人軍投手の槙原寛己は現役時代気が弱かったため、投手コーチが酒を飲ませてからマウンドに送り出していたとか。
 家の周りには野鳥が多く生息するが、猫も多い。通勤しているかのように、毎日だいたい同じ時間に俺の敷地をのしのし歩く猫が数匹いるんだけど、中でも特に図々しいのが写真の猫。脚の途中からつま先までが黒くて、まるで長靴を履いているみたいだ。ウッドデッキが気に入ったようで、天気の良い日はそこで昼寝するのがこの頃の日課になっている。諸事情があったおかげで、住人の俺ですら未だにウッドデッキでゆっくりくつろいだことがないのに、なんて図々しい猫なのか。とか言いつつ、動物大好きなので、全然悪い気はしていない俺だった。
 …あれからずっと戻れなくなった。今頃ふと聞こえるのさ。あれからずっと途切れていたっけ。このままそっと忘れるか。世界を変えてしまうかもしれない。今のきみは笑うかもしれない