ザ・バケット・リスト

tetsuo_hara2008-05-21

 前週に1100倍を的中させた余韻を残しつつ臨んだ今週のヴィクトリアマイル(G1)だったが、ローブデコルテを軸にした俺は惨敗に終わった。俺が思っていたよりもずっと馬場コンディションが良かったようだ。それでもまだ贅沢生活は続いており、先日は米沢牛(画像)を腹いっぱい食ったりした。これだけ霜降りだと、食うというよりは口の中で溶かすと言ったほうが適切である。
 お笑いブームも落ち着いたかと思いきや、"イロモネア"や"笑いのレッドカーペット"がレギュラー化されるなど、まだ勢いの衰える兆しはない。トルコで実際に逮捕された経歴をもつ江頭2:50の名言に「目の前に泣いている人がいたら(警察に)捕まってでも何しても笑わせたいんだよ」というものがある。飛び道具的なキャラの江頭氏だが、お笑いに関しては素晴らしいポリシーを持っている。
 「最高の人生の見つけ方」という映画を見た。ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマンのダブル主演作で、内容は、たまたま病院で同室になったガンの末期患者の二人が、"棺おけリスト"(棺おけに入る前にやりたいこと、観たいもの、体験したいことの全てを書き出したリストのこと)を作成し、残された時間に自分達がやりたいと思っていたことを全て叶えようと意気投合する、というストーリーである。とは言っても悲壮感はなく、二人が豪遊する様子がなかなか痛快で、派手さはないが考えさせられる要素の多い、俺好みの映画だった。映画の中でジャック・ニコルソン演じる大金持ちが愛飲していたのがコピ・ルアクというコーヒーなのだが、これはコーヒーノキを食べたジャコウネコの糞の中からコーヒー豆だけを取り出し、それを焙煎したものらしい。ジャコウネコの腸内細菌や消化酵素によってコーヒーがいい感じに発酵し、独特で複雑な香味を持つと言われ、世界で最も高価なコーヒーとされているが、カラクリを知ってしまうとあまり飲みたいと思わなくなる。ちなみに俺が棺おけリストをつくるとすれば"尻の穴ルの周りの毛を剃る"とかそんな内容ばかりになる。だって、もう既にやりたいことは粗方やってしまったんだもの。
 今月に入って仕事はだいぶ落ち着いたはずなのだが、それとは反比例するかのように肩こりがひどくなった。たいした仕事をしているつもりはないのに不思議である。俺の仕事なんて、電卓がひとつと赤鉛筆が一本とケツの穴ひとつあればできるような内容なのだ。
 明日未明、欧州CLの決勝戦が行なわれる。目が覚めたら欧州ナンバーワンのクラブチームが決まっているのだ。バロンドールを受賞したカカをして"現役最高の選手"と称えられるクリスティアーノ・ロナウドがどんなプレイをするのか非常に楽しみである。これだけ上手ければ楽しいだろうなあ。

 …本物よりもキレイなコトバ、本物よりもキレイなウソ、かき集めては撒き散らし、かき集めては呑み込んだ。味のないガムみたいな、吐いて捨てるほどの世界。踏んづけて、くっついて、しつこくて、取れなくて