山椒魚は悲しんだ

tetsuo_hara2007-12-26

 会社のプロゴルファー猿みたいな顔をした男は、ケータイの待受にガンダムの画像をゲットしたことに喜び、「シャア専用機はツノが生えてるっていうイメージがあるけど、実は2機だけしかない!!」などと興奮していた。ザクとゲルググのを言っているんだと思うが、別にシャア専用マシンにツノのイメージなんて持ってないから、俺。
 先日はチャットモンチーのライヴへ行ってきた。GO!GO!7188GRAPEVINEのときと違って、二階席まで満員。さすがは旬のバンドである。伸びやかな歌声はCDならではかと思っていたら、ライヴでも抜群のヴォーカルを聴かせてくれた。特にアンコールで披露したアコースティックでの歌声は圧巻。思うが侭に操られるファルセットに、私はなりたい。ブレスというか、息遣いにとにかく萌えた。"シャングリラ"や"とび魚のバタフライ"などのポップチューンから"橙"のような大仰なバラードまで守備範囲が広いし、あれだけ確かなヴォーカルを持っているのでそれなりに息の長いバンドになるんじゃないかと思った。ギターはシンプルで、技術的に難しいことは何一つやっておらず、俺でもちょっと練習しただけで弾けちゃうと思う。あ、ちょっとって言っても15年ぐらいですけどね。
 井伏鱒二の短編小説に「山椒魚」というものがあって、どんな内容かというと、川の岩屋に棲んでいた山椒魚が不覚にも体が大きくなりすぎてそこから出られなくなってしまい、紛れ込んできたカエルを仲間にしようとして閉じ込めてしまうというもので、幽閉された者の絶望感や心理状況がおもしろおかしく描写されている。似たような話があったなあ、と思ったら通称"二本松のズラタン・イブラヒモビッチ"だった。ショップ店員(コードネーム:カトリーヌ)に対する気持ちが強すぎて、妄想で頭がぱんぱんに膨れ上がり、暴走して身動きがとれなくなってしまっている。クールダウンした後、年が明けたら再始動すれば良いと思った。
 モンゴル800サンボマスターの若手とともに奥田民生が"僕らの音楽2"に出演したとき、奥田民生が2組に対して「お前らの中で俺とYO-KING真心ブラザーズ)はどっちが上なのよ」みたいな質問をしていたのが民生らしくて笑えた。
 仙台のアーケードに"まじめにふざけた雑貨屋"みたいな店が閉店セールをやっていて、思わずフラッと入ったらおもしろTシャツなどにまぎれてAC/DCのアンガス・ヤングのフィギュアとかマルコム・ヤングのフィギュアとかザック・ワイルドのフィギュアなどがあって購買意欲をそそられた。KISSのフィギュアは良く見かけるが、AC/DCのフィギュアにお目にかかったのは初めてである。3,000円ぐらいだったら迷わず買っていたが、2万じゃ手が出なかった。画像は、その店でゲットしたフリスクケース。消しゴムじゃないよ。
 …案の定、サッカーが好きって言う彼も。性格上、一人じゃ居られない彼女も、行間に必殺のフレーズを。世界中の安全なんか願ってるみたいな、顔をした、顔をした、基準がカオスだ