清水麻衣と申します。

tetsuo_hara2006-10-31

 仕事しているふりをして、昨夜の晩飯と今日の昼の弁当との相対性理論について考えていたら、大ボスから隣の席の人の仕事を手伝うよう言われた。大ボスの目はなかなかごまかせない。隣の席の人に「どの辺をお手伝いいたしやしょうか?」と聞くと「小僧、気安く俺の狩猟区に手を出すんじゃねえ」と突き放されればいいなあと思ったが、「げへへへ。この辺とかこの辺とかさ、それかこの辺とかやってよ」と腕毛をふさふささせながら言われた。肩を落としながら引き受けた。読むことがとにかく苦手で、読めば読むほど混乱してくる。まるで自分の尻尾を追いまわすおばかな犬のようになってしまうんだ。
 通称"八山田のディディエ・ドログバ"が先日高熱で苦しんでいたのが気がかりで、安否確認の電話を入れたら別人のように元気にしていた。元気すぎて少しひいた。突然の発熱の謎を俺なりに推理すると、彼所有のニンテンドーDSが姪と奪い合いになり、骨肉の争いの末に敗れたのでそのショックが原因だったんじゃないかと思う。しかし仕事が好きな彼は、翌朝棺桶からのそのそと這い出し、飲み物なしでカロリーメイト(フルーツ味)でも食べて何事も無かったかのように出勤したに違いない。快気した彼は実に饒舌だった。通勤手当を月10万円貰う方法とか…。社員食堂の偉い人が突然退社したが、退社する直前は精神錯乱状態で、ジャンバラヤ以外は作らなくなってしまったとか…。マブダチの肉屋の次期社長が食肉の業界関係者の合コンに参加したところ、男も女も全員がデブで、肉の話しかしなかっただとか…。そんな話をご機嫌に語っていた。ちなみに、彼も一度合コンに誘われたが、別の予定(某ホテルで中華を食べる先約)があったためやむを得ず断ったそうだ。おかげで悟空がナッパを倒した時の界王拳は何倍だったか知ることができたと喜んでいた。
 時々「清水麻衣と申します。」のタイトルで迷惑メールが来る。メールブロックのふるいをたくみにかいくぐって俺のケータイまで辿り着くんだからたいしたもんだ。
 短く刈った髪をさらに鋭利に研ぎ澄ませた(画像)。「俺は今からささりに行くぜぃっ!!」って感じに。美容師が「これ以上やると出川哲朗になっちゃうからもうやりたくありません」と泣き言を漏らした。鼻の穴、やたら目立つな。
 …火曜日の朝にひどい夢で目が覚めたの。壁の無い部屋に暮らして、みんな見てるの。だけど私は目が無くて、お気に入りのこの地球に四角い穴があいていくよ。そこにぶらさがる値札には"理性"の文字が書かれていた