恋することさえ許されない、星降る夜のジュリエット

 NHKハート展で、自分の顔面をCG処理して出展してしまう元すかんちROLLYのナルシストぶりに敬意を表したい。ロックンローラーにナルシズムは不可欠な要素である。すかんちの曲で好きなものを5つ挙げよと言われたら「星降る夜のジュリエット」は必ず入れる。
 ロックンロールは、落ちこぼれにとって唯一の生き延びるための手段だった。俺がロックンローラーにならなかったのは、落ちこぼれじゃなかったからではない。単に才能がなかったんだ。若いときにレッド・ツェッペリンを聴く機会がなかったというのも大きい。
 寒さの苦手な俺の冬は、夏以上に体力を消耗するのか、夜はすぐに眠くなる。パソコンをいじくっていたつもりがいつの間にか眠っていて、夜中の2時にハッと目が覚めて慌ててテレビの電源と部屋の電気とパソコンの電源を落とす、なんてことも一度や二度ではない。ブログの更新も夢見心地で、後で読み返すと公開したことを豪快に後悔するような愚劣で下衆な内容だ。これでも言葉選びには徹底的にこだわっているわけで、愚作を産んでしまった後の恥辱に耐えるのは大変である。
 スクラッチ買ったら100円当たった。宝くじ系とは相性が悪い。
 …安心な僕らは旅に出ようぜ。思い切り泣いたり笑ったりしようぜ