真冬の夜の夢

　憎悪に満ちた顔つきで一本32円のサラミに喰らいつく怪獣"八山田のディディエ・ドログバ"。デジペロチャンネルに夜通しかぶりつく妖怪"二本松のパク・チソン"。年の瀬というものは恐ろしい。真の怪談とは夏じゃなくて冬に生まれるのかもしれない。夜更けのバーは悪の巣窟だ。イチャつく３０代半ばのカップルには嫌悪感を通り越して怒りを覚えた。便所のスリッパみたいな顔をした男と、それに口説かれようと躍起になる足拭きマットのような女。出来の悪いメロドラマのワンシーンのようにも見えた。二人とも目が悪いんだろうな、店も薄暗かったし。お薬、３日分出しておきます。
　トヨタカップの開幕戦は、同じアジア人としてアルイテハドをやんわり応援してみた。大陸王者になるようなチームにはさすがに良い選手が多い。
　Ｗ杯ドイツ大会の組合せが決まった。９８年フランス大会で日本がクロアチアと予選を戦ったことやコンフェデ杯で日本がブラジルと引き分けたことなど、色々なことがドイツ大会の伏線になっている気がした。どこのグループに入っても厳しい戦いになることは間違いない。７４年大会で、近代サッカーの基盤となる"トータルフットボール"を引っさげて決勝へ進んだオランダ代表（主将はヨハン・クライフ）は、西ドイツに敗れてしまう。このときの西ドイツの主将ベッケンバウアーは、肩を脱臼しながらプレイしていたという。俺が観たいのは、そんなファイティングスピリッツだ。
　一昨日の続きで、スッポンの生き血の画像をアップ。日本酒で割ってとても飲みやすい。見た目と味とが合致するとは限らない。
　…四つんばい、愛し合うため。ひるまない、対抗しうるために