懐疑心

 覆面パトカーの存在は良くない。一昨日の一件以来、コンビニのレジの店員まで覆面警察官なんじゃないかと思えてきて、デラべっぴんすら買えやしない。
 インターネットカフェでプレステ2のゲームをしてた。春休みを利用して都心から沖縄の離島にある祖父母の家へ遊びに行く少女が主人公で、豚足で料理をこしらえたり島を散策して海を眺めたりするというほのぼのとしたゲームだった。バブルの頃だったらクソゲーの烙印を押されていたでしょうが、今は癒しの時代だからアリなんでしょうな。職場はもとより家庭でも癒しを得られず、とうとうゲームという非現実的な世界にまで癒しを求めてしまう現代人を、少し不憫に思った。
 テレビ局は秋の番組改編の時期。芸人のネタ見せ番組はそのまま据え置かれるようで、空前のお笑いブームは未だに衰えを知らない。一方で内村プロデュースリチャードホールの打ち切りは非常に悔やまれる。今思えば、お笑い冬の時代に芸能界のメインストリームまで駆け上がってきたナインティナインの実力は尋常ではない。ところで「弦哲也のカラオケグランプリ」は打ち切らないんだろうか。
 …平和なクレヨンで描かれた家に住んで、暗い嫌な事件に慣らされた道ずたいに、もう何処へ行こうが、もう誰といようが同じ気分さ、腹ペコのガキみたいに