見えないものを見ようとする誤解（すべては誤解だ）

　DIGAの番組表配信機能は非常に良い。老眼鏡をかけながら新聞のテレビ欄と睨み合いをする必要がまったくない。ダビスタで「えーと、今週はダート・併せ馬・一杯で」と、サラブレッドを調教するような感覚で超簡便に録画予約が完了してしまう。
　「弦哲也のカラオケグランプリ」と「東京フレンドパーク２」を２番組同時録画できる日もそう遠くない。前者は、自分が小学生の頃に書いた作文を読んでいるような自虐的な気持ちになってしまう。後者は、笛のひと吹きで芸人のボケを忙殺してしまう関口宏の人でなしっぷりがたまらない。どちらも、炊いてからひと月ぐらいほったらかしにしていた電子炊飯器をおそるおそる開けるような、そのぐらいの覚悟が必要だ。つい観てしまうマゾヒスティックな自分が好きだ。
　今週の「僕らの音楽」は椎名林檎と向井秀徳の対談である。向井秀徳と言えば伝説のバンド"ナンバー・ガール"の元フロントマンである。CDはサウンドプロダクションがひどいので思わず売ってしまったが、今ではすごく後悔している。
　久々にメガネつくった。夜と花粉の季節に活躍の予定。
　…訪れるものじゃなく選ぶもの。それが運命